[ウェブデザインの基礎] ブラウザ

[ウェブデザインの基礎] ブラウザ

2025年02月14日 /最終更新:2025年02月19日

ブラウザについて、代表的なブラウザとその違いについて解説します。

[ウェブデザインの基礎] ブラウザ

基礎知識:ブラウザを知る

Webブラウザとは?

WebサイトをPCで閲覧するとき・・・どんなソフト・アプリを使っていますか??
Webサイトを閲覧するにはWebブラウザというソフトを使う必要があります。

ブラウザとは、インターネットを介してホームページ(Webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのことです。Webブラウザとも呼ばれ、Chromeやsafari、Internet Explorerなどが有名です。

ブラウザとは? 意味と種類、どれがオススメかを初心者向けに解説

代表的な4ブラウザ

では国内外でユーザー数が多く、PCでの代表的な4ブラウザを挙げてみましょう。
その他にもブラウザにはいろんな種類がありますが、代表的なものをあげれば以下4つくらいになります。

以前存在していたInternet ExplorerはMicrosoft Edgeに置き換わっていますね。
本講義内ではInternet ExplorerとMicrosoft Edgeをほぼ同じと考え講義を進めていきます。

Internet Explorer(Edge)

数年前まで国内で最もシェアを持っていたブラウザはこのInternet Explorer(以下:IE)です。
日本で一般的に普及しているOSはWindowsですが、そのWindowsのバージョンが8まで、デフォルトブラウザはIEでした。
Windowsのシェアに伴って必然的にIEが最もシェアを広げたということになります。

ちなみにWeb関係のお仕事をしている方々に、 早く消えればいいのに・・・ と、最も嫌われているのはこのIEです。
その願いが届いたのか、2022年6月にIEのサポートは打ち切られ、ついに絶滅しました・・・!

Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 – Windows Blog for Japan

そして、上記のようにEdgeはIEの後継ブラウザですね。
(Windowsのブラウザはどいつもこいつもゲフンゲフン)

ちなみに、もしなんらかの方法でInternet Explorerを使用している人今すぐ使用をやめましょう
サポートが切れているためセキュリティはないに等しく使用するのは大変に危険です。

Google Chrome

IEの嫌われ具合とは逆に、Web関係のお仕事をしている方々が最も使用しているであろうブラウザがこのGoogle Chrome(以下:Chrome)です。

みなさんおなじみのGoogleが開発したブラウザで、2008年にリリースされた比較的新しいブラウザであるにもかかわらず、世界で60%以上のシェアをもって第1位に輝いています。

この講義ではこのGoogle Chromeを使用して解説を行います。みなさんも特に重大な理由がないのであればできる限りGoogle Chromeを使って受講してください。

Firefox

日本では約4.7%、世界では約3.3%程度のシェア(※2022年9月現在)を持っているのがこのFirefoxです。 Web業界で使用している人もわりといますが、起動時などにとてももたついてしまうのでわりと敬遠されています。

Firefoxは「アドオン」と呼ばれるブラウザの機能を拡張するソフトウェアが豊富で、ブラウザを自分好みにカスタマイズしたい人には向いているんじゃないかと思います。

Safari

MacやiPhoneの標準ブラウザとしてプリインストールされているのがこのSafariです。 シェアは少ないですが、開発者向けの機能がけっこう便利なので、私はGoogle Chromeと併用しています。

ちなみに高解像度でWebサイトを閲覧したい場合、「Retina対応のMac + Safari」の組み合わせが最も美しく表示してくれると思います。

ブラウザでどんな違いがあるの?

色々なブラウザがありますが、どんな違いがあるんでしょう?
挙げればきりがないですが、一番大きな違いは、「htmlやcssの解釈の違い」です。

Web制作の現場ではこれが一番困るんです。

・・・どう困るのか??

htmlやcssの解釈が違うと各ブラウザで見え方が変わってきます。

意図しないレイアウト崩れを起こしたり・・・
ウェブ動画が見られなかったり・・・
使えない機能があったり・・・

Webサイト制作には・・・
ブラウザごとの見え方の差を最小限にするという対応が必ず毎回存在するわけです。

・・・これが本当に大変。

ブラウザのシェア

ではPC+モバイルでの世界のブラウザシェアを見てみましょう。

ウェブサイトカテゴリー | シミラーウェブ (similarweb.com)

世界的なブラウザシェアはChromeが圧倒的に多く、
SafariやEdge、Firefoxがランクインしていますね。

現在はGoogle Chromeのほぼ一強ですが、実は少し前まではIEが最も多く非常に厄介な状況でした。なぜなら、不具合のほとんどは、バージョンの古いIEで起こっていたからです。(そこらへんをしっかり受け継いでるEdgeとか消えrゲフンゲフン)

そして近年、比較的新しいEdgeでさえも表示差異の不具合が多く、MicroSoftのブラウザは名前や形が変わっても、いつまでもWebクリエイターの頭を悩ませてくれます。

この問題は、Webデザイナー全員が直面しますが、Webサイトを問題なく、幅広く様々なブラウザでみられるように不具合を解決する必要があります。コーディングで解決しましょう!

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