はじめてのデザイン その2 〜デザインの対象物とそれぞれの特性〜

はじめてのデザイン その2 〜デザインの対象物とそれぞれの特性〜

2026年05月07日 /最終更新:2026年05月07日
読了目安:約5分

デザインの対象を整理し、それぞれの特徴や違いについて理解します。

はじめてのデザイン その2 〜デザインの対象物とそれぞれの特性〜

デザインの対象物とそれぞれの特性

デザインと一言でいっても、その対象は非常に幅広く存在します。
名刺やチラシのような紙の印刷物から、Webサイトやスマートフォンアプリまで、
私たちの身の回りにはさまざまな「デザインされたもの」があります。

今回は、代表的なデザインの対象を整理し、それぞれの特徴や違いについて理解していきましょう。

よくあるデザイン対象の種類

まず、皆さんが「デザインしてみたい」と思うものを考えてみましょう。
例えば、以下のようなものが挙げられます。

  • 名刺
  • チラシ
  • パンフレット
  • Webサイト
  • スマートフォンアプリ
  • ロゴ

このように挙げてみるだけでも、多くの種類があることが分かります。
さらに言えば、人が作るあらゆるモノはデザインの対象になるとも言えます。

デザインを学ぶ中で、「自分は何をデザインしたいのか」を考えることは、
将来の方向性を見つけるヒントにもなります。

今回は、これらを以下の4つに分類して解説します。

  • 紙媒体
  • デジタル媒体
  • アプリケーション
  • シンボル

紙媒体(印刷物)

紙媒体とは、実際に手に取ることができる印刷物のことを指します。

紙媒体の具体例

  • 名刺:氏名や連絡先を伝える
  • チラシ:キャンペーンやイベントの告知(短期的)
  • パンフレット:商品や企業情報の説明(中〜長期的)
  • 店頭POP:商品の魅力を補足する
  • 特徴・ポイント

紙媒体の特徴・ポイント

紙媒体の最大の特徴は、実際に触れることができる点です。

  • 紙の質感や厚み色をコントロールできる
  • サイズが決まっているため、レイアウト設計が重要
  • 動き(アニメーション)は使えないため、静止画で表現する工夫が必要

また最近では、QRコードやAR技術を活用し、紙とデジタルを連携させる表現も増えています。

デジタル媒体

デジタル媒体とは、画面上で情報を表示するコンテンツのことです。
インターネットや電子機器を通して利用されます。

デジタル媒体の具体例

  • Webサイト(PC・スマートフォン)
  • デジタルサイネージ(電子看板)

デジタル媒体の特徴・ポイント

デジタル媒体の特徴は、動きや変化を持たせられることです。

  • アニメーションや動画を使った表現が可能
  • 画面サイズに応じてレイアウトを変えられる
  • 情報量を柔軟に調整できる(スクロールなど)

デジタル媒体の注意点

一方で注意点もあります。

  • 利用者の端末性能によって表示速度が変わる
  • 画面環境によって色の見え方が異なる

そのため、多様なユーザー環境を想定した設計が重要になります。

アプリケーション

アプリケーションとは、ユーザーが操作して機能を利用するソフトウェアのことです。

具体例

  • スマートフォンアプリ
  • Webアプリ(ECサイトやSNSなど)
  • デスクトップアプリ(文書作成ソフトなど)

アプリケーションの特徴・ポイント

デジタル媒体との大きな違いは、双方向性(インタラクション)があることです。

  • ユーザーが操作できる
  • データの保存や処理が行われる
  • 会員登録・購入・投稿などの機能がある

つまりアプリケーションは「見るだけではなく使うためのデザイン」であると言えます。

そのため、見た目だけでなく・・・

  • 操作のしやすさ(UI)
  • 体験の快適さ(UX)

といった視点が特に重要になります。

シンボル(象徴表現)

シンボルとは、ロゴやキャラクターなど、何かを象徴的に表現したものです。

シンボルの具体例

  • ロゴ(マーク・ロゴタイプ)
  • キャラクター
  • アイコン
  • 特徴・ポイント

シンボルの特徴・ポイント

シンボルの特徴は、情報をシンプルに抽象化して表現することです。

  • 企業の理念や特徴をロゴに凝縮する
  • 地域の魅力をキャラクターで表現する
  • 機能や意味をアイコンで直感的に伝える

また、シンボルは長期間使われることが多く

  • 使用ルール(レギュレーション)が定められる
  • 一貫した運用が求められる

といった点も重要です。

まとめ

本章では、デザインの対象を4つに分類して整理しました。

  • 紙媒体:触れられる・サイズ制約がある
  • デジタル媒体:動きや柔軟性がある
  • アプリ:操作性・体験設計が重要
  • シンボル:抽象化された象徴表現

デザインは対象によって求められる考え方が大きく変わります
その違いを理解することが、実践的なデザイン力を身につける第一歩です。
次回は、それぞれのデザインを構成する具体的な要素について詳しく学んでいきましょう。